SNSを利用した高齢者をターゲットとした「フィッシング詐欺」「スマホサポート詐欺」「給付金詐欺」「投資詐欺」が横行しています。「フィッシング詐欺」は、メールやSNSを使ってメガバンク、通販サイト、宅配業者などを名乗って偽サイトへ誘導し、個人情報を抜き取る詐欺の手口です。「スマホサポート詐欺」は最近増えている詐欺で、携帯会社を偽ってセキュリティソフトの更新などの名目で偽サイトへ誘導し、個人情報を抜き取る手口です。スマホの扱いに慣れていない高齢者に寄り添うふりをして騙すものです。また、「給付金詐欺」「投資詐欺」といった、政府で給付金を支給するタイミングや、仮想通貨や投資信託で儲かったというTVなどの話題が出たタイミングで仕掛けてくる詐欺も横行しています。これらは、次々と新しい手口が出てくるため、ひと昔前に話題になり注意喚起されていた詐欺の手口には騙されなくても、新しい手口が出てくるとうっかり騙されてしまう、という例もあります。また、ターゲットになっているのは高齢者だけではなく、SNSを利用している若者も被害に遭っています。その年代に合わせた巧妙な手口でアプローチがあります。例えば「リツイートして100万円もらえる」は、当選時に名前、住所、連絡先、銀行口座など個人情報と引き換えです。詐欺の場合は、当然100万円は振り込まれず、個人情報だけ盗まれて、発信元のアカウントは消されてしまい連絡が取れない、といった顛末になります。また、仮想通貨や投資信託を扱った詐欺もあります。ネットワークビジネスのような形式で、知り合いからの紹介でついつい信用してしまう…といった例も後を絶ちません。そうしたネット犯罪が横行する中、犯罪の手口を公開し、詐欺に騙されないよう、区民の皆さまのネット上の防犯意識を高めていく活動を行っていきたいと考えています。