大田区には「もの忘れ検診」があり、認知症の早期発見を行うスキームがあります。
以下はセルフチェック項目です。このチェック項目で20点以上を目安に「もの忘れ検診」の受診をすることができます。詳しい手順は大田区ホームページ:大田区もの忘れ検診 (city.ota.tokyo.jp) を参照ください。普段からセルフチェックすることにより認知症の早期発見が可能です。
チェック①~⑤の採点方法。いつもそうだ:4点、頻繁にある:3点、ときどきある:2点、まったくない:1点
【チェック①】財布や鍵など置いた場所がわからなくなることがありますか?
【チェック②】5分前に聞いた話を思い出せないことがありますか?
【チェック③】周りの人から「いつも同じ事を聞く」などのもの忘れがあると言われますか?
【チェック④】今日が何月何日かわからないときがありますか?
【チェック⑤】言おうとしている言葉がすぐに出てこないことがありますか?
チェック⑥~⑩の採点方法。できない:4点、あまりできない:3点、だいたいできる:2点、問題なくできる:1点
【チェック⑥】貯金の出し入れや、家賃や公共料金の支払いは一人でできますか?
【チェック⑦】一人で買い物に行けますか?
【チェック⑧】バスや電車、自家用車などを使って一人で外出できますか?
【チェック⑨】自分で掃除機やほうきを使って掃除ができますか?
【チェック⑩】電話番号を調べて電話をかけることができますか?
また、認知症になりにくい例として「足裏を使う」が挙げられます。昔の家屋は和室があり、裸足や足袋で畳の上を歩くことで足裏が刺激され、足裏の感覚が発達していました。能楽の摺り足は認知症予防にも効果があるとされています。昔に比べ認知症が増えてきた原因に「和室での生活習慣」が減ってきたことが挙げられます。日本の伝統芸能、華道、茶道、武道などをたしなむことのできる和室を増やしていくのも行政の取り組みとして行っていきたいと思います。