三世代同居・近居については内閣府が支援しています。「三世代同居に対応した良質な木造住宅等の整備への支援」「三世代同居など複数世帯の同居の実現のためのリフォーム工事への支援」「三世代同居に対応した住宅リフォームを行った場合の所得税の税額控除」「UR賃貸住宅による近居の促進」などがあります。コラム(7): 子ども・子育て本部 – 内閣府 (cao.go.jp) これらの支援は住宅を新しく建てる時などのハウスメーカーから提案があるのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。しかし都内23区に住んでいるとなかなか一戸建て住宅を建てるというのはハードルが高いものです。
三世代同居・近居はメリットが多いです。「子育てワンオペ」「子供だけの留守番」「引きこもり」「家庭内暴力」「老々介護」など社会問題を解決する可能性が高いと思います。家庭は社会の縮図です。様々な世代、立場、役割の人がいて、助け合って支えあって生きています。昔は大家族、三世代同居が当たり前でした。小さな子供の頃からお年寄りと一緒に生活をすることで、お年寄りが足腰が悪いことや動作がゆっくりしていることを普段の生活から感じ取り、優しさや思いやりの気持ちが生活の中で育まれていきました。また家庭内で会話をすることで世代に共通する話題を見つけていきました。どんな友人がいるのか?家族が見守って、興味を示していました。核家族になり、1人暮らしが増え、個々の生活が重視されたことで失ったものは多いと思います。ゆるやかに、失った家族観を元に戻していくことが健全な家族のあり方を戻していくことではないかと考えます。大田区議会の中でこうした問題についても議論し、家族のあり方について取り組んでいきたいと思います。