「第一回メーカーズコロシアム」が株式会社類設計事務所の東京本社・東京設計室で開催され、株式会社極東精機製作所の鈴木亮介社長よりお誘い頂き観戦してきました。
本コンテストはアイデアの優劣を問わず、「今までに試作してきたプロダクトが、いかに高い技術や独創性で実装されているのか」を競うもので、従来のビジネスコンテストにありがちな「アイデアの新規性」や「プレゼン能力」ではなく、エンジニアや職人の持つ高度な技術力が評価されるコンテストです。
大田区が誇る「ものづくり技術」の核心である「実装力(エンジニアリング)」に特化した新たな技術コンテストであり、全員参加で作り上げる“ものづくり魂”を表現した作品コンテストとして、大田区で初めての開催となりました。
審査員の東京大学名誉教授の藤本隆宏氏の総評の中で、トヨタの「正規軍」カローラと「ゲリラ戦」MR2の話がありました。
売れる製品である正規軍の強みを維持しつつも、従業員が「やってみたい」という情熱を発揮できるゲリラ戦的活動を、同じ人材が状況に応じて担えるよう企業が許容・奨励すべきであるという提言がありました。企業の中で燻っている天才たちへの大きなエールになったと思います。
B to Bの厳格なものづくりを基盤にしながら、時折B to Cで「人が喜ぶもの」を作ってみることが組織の活力とバラエティを生み、そこから20年・30年後の新しい勝ち筋が芽生える可能性を感じました。
日本はずっと「面倒くさいもの」を作る能力で勝ってきました。これは、ハイテク部品の寄せ集めではなく、すり合わせと最適設計に基づく複雑で手間のかかるものづくりのことです。そして、そんな宝の山のような企業が大田区にはたくさんあります。
今日は区の産業経済部が来ていなかったので、週明けにでもこの感動を分かち合いたいと思います。


