「こどものSNS利用について」をあえて「子育て政策」に入れたのは意味があります。道徳・倫理教育の一環とするべきと思ったからです。今の子供たちを取り巻く環境の一つに「スマートフォン」は切り離せません。子供の不登校・引きこもりの原因になっているのがSNSいじめやSNSでの誹謗中傷です。リアルの人間関係からバーチャルの人間関係に移行してきています。目の前にいる相手であれば、反応がすぐにわかります。怒らせるようなことを言ったら、叩かれるかもしれません。また自分の周りに人から注意されたり、嫌な思いをさせるかもしれません。しかし、匿名のアカウント同士のコミュニケーションは時に暴力的になったり犯罪を誘発させることになりかねません。目の前にいない相手、名前も知らない相手だからと言動が一方的になりがちです。大人でさえも、誹謗中傷を受けると深く傷つきます。ましてや精神面で成熟しきっていない子供が誹謗中傷に耐えられるでしょうか?また、私の身近な例で、美魔女のお母さんのお子さんがいじめに遭った例があります。華やかなお母さんのインスタグラムを同級生が見つけ、そのお母さんの過去の投稿や交友関係を調べ、事実と想像を元に噂が広まり、不登校になり、母子関係にも溝ができてしまった例もありました。SNSから交友関係を調べることも容易にできます。そのようなプライバシーへの配慮がないままSNSを利用するのは大変危険な行為です。どれだけ匿名にしても、掲載した写真から時間や位置情報が特定され犯罪に至った例も少なくありません。子どもたちへのSNS利用に関するモラル・リテラシーについて具体的な例を示しながら、学校や家庭教育の中で行うことで、子どもたちを犯罪から守るべきだと考えます。

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